婚活を始めて最初にぶつかる壁が、プロフィールの自己紹介文です。入力欄を前にして、「自分のことなんて、何を書けばいいの?」と手が止まってしまった方も多いのではないでしょうか。

特別な趣味も、自慢できることもなくて…。何を書けばいいのか、ぜんぜん思いつきません。
「婚活のプロフィールに何を書けばいいかわからない」「自己紹介文を添削してほしい」「申し込みがまったく来ないのは、プロフィールのせい?」と悩む方は、決して少なくありません。
安心してください。プロフィールに、立派な経歴やめずらしい趣味は必要ありません。伝えたいのは、「どんな人で、ふだんどう暮らしていて、どんな結婚をしたいのか」の3つ。これが相手に浮かぶ文章になっていれば、「一度会ってみたい」と思ってもらえます。
この記事では、自己紹介文の組み立て方、書く手順、男女別の例文、避けたい書き方、申し込みが来ないときの見直し方まで、順番にお伝えします。
- プロフィールの役割と、自己紹介文に書く3つのこと
- 材料集めから仕上げまで、自己紹介文を書く5つの手順
- そのまま参考にできる、男女別の例文
- 避けたい書き方と、申し込みが来ないときの見直しポイント
プロフィールは「会う前の判断材料」です
- 相手は、写真と文章で会うかどうかを決める
- 知りたいのは、経歴より「一緒にいる場面が想像できるか」
- 短すぎる文章は、判断の材料にならない
プロフィールを読む相手は、あなたのことを何も知りません。写真と文章を頼りに、「この人に会ってみようかな」と決めます。プロフィールは、会う前の自己紹介の役目をしているのです。
読む人が知りたいのは、経歴の細かさではありません。「休日はどんなふうに過ごしているのかな」「話しやすい人かな」「結婚したら、どんな毎日になりそうかな」。こうした場面が頭に浮かぶ文章は、申し込みや返事につながりやすくなります。
反対に、「よろしくお願いします」とひとことで終わる文章や、条件を箇条書きにした文章では、人柄が見えません。相手は判断のしようがなく、次の人のプロフィールへ進んでしまいます。
| 読まれにくいプロフィール | 会ってみたくなるプロフィール |
|---|---|
| 2〜3行で終わっている | 段落に分かれていて、読み切れる長さ |
| 「優しい性格です」と自分で言っている | まわりからの評価や、具体的な行動が書いてある |
| 趣味が単語でならんでいる | ひとつの趣味が、場面つきで書いてある |
| 相手への条件がならんでいる | どんな関係を築きたいかが書いてある |
文章のうまさは関係ありません。「この人と話してみたいな」と思ってもらえる材料を、ひとつずつ置いていきましょう。
自己紹介文に書く、3つのこと
- 人柄:まわりからどう言われるか
- ふだんの暮らし:仕事と休日
- 結婚後のイメージ:どんな関係でいたいか
1. 人柄は「まわりの言葉」と「行動」で伝える
「優しいです」「まじめです」と自分で書いても、読む人には伝わりにくいものです。まわりの人からよく言われる言葉や、ふだんの行動に置きかえてみましょう。
| そのまま書くと | 言いかえると |
|---|---|
| 優しい性格です | 友人からは「話を最後まで聞いてくれる」と言われます |
| まじめです | 頼まれたことは、早めに片づけないと落ち着かないほうです |
| 明るいです | 職場では、場をなごませる役になることが多いです |
| おだやかです | 怒ることがほとんどなく、のんびりしていると言われます |
2. ふだんの暮らしは、仕事と休日を具体的に
仕事は、職種と、おおまかな働き方が伝われば十分です。平日勤務なのか、シフト制なのか、残業は多いのか。会える日がイメージできると、相手は安心します。
休日の過ごし方は、会話のきっかけになる大切な部分です。「映画、旅行、カフェめぐり」と単語をならべるより、ひとつを選んで場面ごと書きましょう。
- 休日は近所を散歩して、気になったパン屋さんに寄るのが楽しみです
- 月に一度、日帰りで温泉に出かけています
- 最近は自炊にはまっていて、週末に作り置きをしています
3. 結婚後のイメージをひとこと添える
婚活のプロフィールが、ふつうの自己紹介と違うのはこの部分です。どんな家庭にしたいか、相手とどんなふうに過ごしたいかを、短く書きます。
- その日あったことを、夕食のときに話せる関係が理想です
- 家事は、得意なほうがやるくらいの気持ちで分け合いたいです
- 休みの日は、一緒に出かける日と、それぞれ好きに過ごす日の両方があるとうれしいです
ここが書いてあると、読む人は「この人との結婚生活」を思い描けます。条件をならべるより、ずっと魅力が伝わります。
自己紹介文を書く、5つの手順
- いきなり文章にしない
- 材料を出してから、3つにしぼる
- 書いたら、だれかに読んでもらう
いきなり入力欄に書きはじめると、手が止まります。次の順番で進めると、30分ほどで形になります。
- 材料を書き出す。仕事、休日にすること、好きな食べもの、人に言われること、結婚したらしたいことを、思いつくまま箇条書きにする
- 3つにしぼる。人柄・暮らし・結婚後のイメージが伝わるものを、ひとつずつ選ぶ
- 順番にならべる。あいさつ→仕事→人柄→休日→結婚後→結びのひとこと
- スマホの画面で読み返す。長すぎないか、改行が少なくて読みにくくないかを確かめる
- だれかに読んでもらう。友人や家族、相談所の担当者に「自分らしいか」を聞く
長さは、スクロールせずに読み切れる程度が目安です。サービスごとに入力できる文字数が違うので、8割ほどを埋めるつもりで書くと、ちょうどよくまとまります。段落ごとに1行あけると、スマホでも読みやすくなります。
書き出しは、「はじめまして。プロフィールを読んでくださり、ありがとうございます」のような、やわらかいあいさつから入りましょう。結びは、「まずはお会いして、ゆっくりお話しできたらうれしいです」と、会いたい気持ちを伝えて終えます。
そのまま参考にできる、自己紹介文の例
- 型は「あいさつ→仕事→人柄→休日→結婚後→結び」
- 自分の言葉に置きかえて使う
- 背伸びせず、ふだんの自分で
型に当てはめた例を2つ紹介します。内容はあくまで見本なので、自分のことに置きかえて使ってください。
女性の例
「はじめまして。プロフィールを読んでくださり、ありがとうございます。都内で事務の仕事をしています。土日がお休みです。職場では『話しかけやすい』と言われることが多く、人の話を聞くのが好きです。休日は、近所を散歩しながらパン屋さんをめぐったり、家でゆっくり料理をしたりして過ごしています。結婚したら、その日あったことを夕食のときに話せるような、おだやかな家庭を築きたいです。まずはお会いして、ゆっくりお話しできたらうれしいです。」
男性の例
「はじめまして。数あるプロフィールの中から見てくださり、ありがとうございます。メーカーで技術の仕事をしています。平日勤務で、残業は月に数回ほどです。友人からは『聞き上手で落ち着いている』と言われます。休日は、ジムで体を動かしたあと、気になっていた定食屋さんに行くのが楽しみです。料理は勉強中ですが、掃除と洗濯は得意です。結婚したら、家事を分け合いながら、休みの日に一緒に出かけられる関係でいたいと考えています。お会いできる日を楽しみにしています。」
どちらの例も、特別なことは書いていません。それでも、どんな人で、どんな毎日を送っていて、どんな結婚をしたいのかが、すっと伝わってきます。
避けたい書き方
- 相手への条件をならべない
- 卑下しすぎない、よく見せすぎない
- 愚痴と誤字に気をつける
| 避けたい書き方 | 理由 | 書きかえの方向 |
|---|---|---|
| 「〜な方はご遠慮ください」 | 当てはまらない人にも、冷たい印象が残る | 希望は検索の条件でしぼり、文章には書かない |
| 「こんな自分ですが」「取り柄はありませんが」 | 謙虚さより、自信のなさが伝わる | できること、好きなことを書く |
| 背伸びして立派に見せる | 会ったときのずれで、信頼を失う | ふだんの自分で書く |
| 過去の恋愛や婚活の愚痴 | 読む人には関係がなく、後ろ向きな印象になる | これからの話を書く |
| 絵文字や記号が多すぎる | 幼い印象になることがある | 使うなら、ひかえめに |
| 誤字、長すぎる一文 | ていねいに書いていない印象になる | 声に出して読み返す |
年収・学歴・結婚歴・家族構成などの項目は、正直に書きましょう。結婚相談所や自治体の婚活支援では、独身であることや収入を証明する書類を出すのが一般的です。愛知県の「あいマリ」でも、独身証明書や所得を証明する書類の提出が求められています。
「相手に求める条件」は、最初からしぼりすぎないのがコツです。年齢や住んでいる地域の幅を少し広げるだけで、出会える人数が変わってきます。
自己紹介文のほかの項目は、どう書く?
- 選択式の項目は、空欄をつくらない
- 趣味や休日の欄は、自己紹介文と重ならない内容を
- 相手への希望は、広めにしておく
プロフィールには、自己紹介文のほかにも、選択式や短い記入欄がいくつもあります。空欄が多いと、「あまり本気ではないのかな」と受け取られがちです。答えにくい項目を除いて、できるだけ埋めておきましょう。
| 項目 | 書き方のコツ |
|---|---|
| 趣味 | 自己紹介文に書いたものと別のものを1〜2個。「読書(ミステリー)」のように、ひとこと足す |
| 休日の過ごし方 | 家で過ごす日と、出かける日の両方を書くと、合わせやすい印象になる |
| お酒・たばこ | 正直に選ぶ。結婚後の暮らしにかかわるので、あいまいにしない |
| 家事・料理 | 得意、不得意を正直に。「勉強中です」と書くのも好印象 |
| 結婚歴・子ども | 事実を書く。再婚の方は、いまの暮らしの様子をひとこと添える |
| 相手への希望 | 年齢や地域は広めに。ゆずれない点だけを1つか2つにしぼる |
再婚の方は、結婚歴を気にして筆が進まないことがあります。過去の説明をくわしく書く必要はありません。「いまは落ち着いた暮らしをしていて、次は長く寄りそえる関係を築きたい」と、これからの気持ちを中心に書くと、前向きさが伝わります。
30代後半や40代の方は、落ち着きや経験が強みになります。「一緒にいて安心できる関係を大切にしたい」「相手の仕事や趣味を尊重したい」といった、大人らしい思いやりが見えるひとことを入れてみてください。
書いたあとのチェックリスト
- 最初の3行で、どんな人かが伝わるか
- 仕事と休みの日がわかるか
- 趣味は、場面つきで書いてあるか
- 結婚後のイメージが、ひとこと入っているか
- 相手への条件や、後ろ向きな言葉が入っていないか
- 誤字がないか、声に出して読んで不自然なところがないか
6つすべてに「はい」と言えたら、そのプロフィールは十分に整っています。あとは写真を見直して、公開してみましょう。
申し込みが来ないときの見直しポイント
- まず写真、次に自己紹介文の最初の3行
- 条件をしぼりすぎていないか
- 自分からも申し込む



プロフィールを書いたのに、申し込みがぜんぜん来ません…。
申し込みや返事が少ないときは、次の順番で見直してみましょう。上にあるものほど、効果が出やすいポイントです。
- 写真を見直す。表情が硬くないか、暗くないか、顔がはっきり写っているか
- 自己紹介文の最初の3行を見直す。一覧では、ここまでしか表示されないサービスが多い
- 相手への希望条件を広げる。年齢や地域の幅を少しゆるめる
- 自己紹介文に、場面が浮かぶ具体的なひとことを足す
- 待つばかりでなく、自分からも申し込む
写真を撮り直す、条件を少し広げる。この2つで反応が変わることは、めずらしくありません。文章を何度も書き直すより、写真と条件を見直すほうが、変化を感じやすいでしょう。
申し込みが少ないのは、あなたの魅力が足りないからではありません。伝わり方を少し変えるだけで、反応は変わってきますよ。
手段ごとの、プロフィールの違い
- 自治体の支援は、登録時に面談があるところも
- アプリは、最初の数行が勝負
- 結婚相談所は、担当者に添削を頼める
| 方法 | プロフィールの特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 自治体の婚活支援 | 登録のときに面談があり、書類の提出が必要なところが多い | 面談で、書き方を相談できるか聞いてみる |
| 婚活アプリ | 読まれる時間が短い。写真が複数載せられる | 最初の2〜3行に、人柄が伝わる内容を置く |
| 結婚相談所 | 担当者が添削したり、紹介文を付けてくれたりする | 遠慮せず、何度でも見てもらう |
婚活プロフィールについてよくある質問
- 趣味がない場合は、何を書けばいい?
-
趣味と呼べるものでなくて構いません。休日によくすること、最近おいしかったもの、よく行く場所を書けば、暮らしぶりは十分に伝わります。
- 年収や結婚歴など、書きにくいことはどうする?
-
事実を書きましょう。あとからわかると信頼を失います。隠すより、自己紹介文でいまの暮らしや考え方を伝えるほうが、前向きな印象になります。
- プロフィールは、どのくらいの頻度で見直す?
-
申し込みや返事が少ないと感じたときが見直しどきです。写真と、自己紹介文の最初の数行から手を入れると、変化がわかりやすくなります。
- 文章を書くのが苦手な人はどうすればいい?
-
箇条書きで材料を出し、ひとつずつ「です・ます」の文にするだけで形になります。結婚相談所なら担当者に、自治体の支援なら相談員に、見てもらえる場合があります。
- 自己紹介文は長いほうがいい?
-
長ければよいわけではありません。スクロールせずに読み切れる長さで、人柄・暮らし・結婚後のイメージの3つが入っていれば十分です。
婚活プロフィールの書き方についてまとめ
この記事のポイントをふり返ります。
- プロフィールは「会う前の判断材料」。相手に、一緒にいる場面を想像してもらう
- 自己紹介文に書くのは「人柄」「ふだんの暮らし」「結婚後のイメージ」の3つ
- 人柄は、まわりの言葉と行動で。趣味は、ひとつを場面つきで書く
- 型は「あいさつ→仕事→人柄→休日→結婚後→結び」
- 相手への条件、卑下、背伸び、愚痴は書かない
- 申し込みが来ないときは、写真→最初の3行→希望条件の順に見直す
プロフィールは、一度書いたら終わりではありません。婚活を進めながら、少しずつ育てていくものです。
お見合いで「プロフィールのあの話、気になっていました」と言ってもらえたら、その部分はよく伝わっている証拠です。反応のよかったところを残し、ふれられなかったところを書きかえていくと、少しずつ自分らしい文章に仕上がっていきます。
背伸びをしない、ふだんの自分が伝わる文章が、いちばんの近道になります。まずは材料の書き出しから、始めてみてくださいね。
参考にした公式情報
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