お見合いの日が近づくと、「何を話せばいいんだろう」「沈黙になったらどうしよう」と、そわそわしてきますよね。相手は初対面。しかも結婚を考える相手かもと思うと、緊張するのは当たり前です。

人見知りで、初対面の人と1時間も話せる気がしません…。話題が尽きたらと思うと、こわいです。
「お見合いで何を話せばいいのかわからない」「会話が続かず、気まずい沈黙になってしまった」「質問ばかりして面接のようになった」と悩む方は、決して少なくありません。
安心してください。お見合いの会話に、話のうまさは必要ありません。大切なのは、相手の話をきちんと聞くことと、自分のことを正直に話すこと。この2つができれば、「感じのいい人だったな」という印象は十分に残ります。
この記事では、お見合いで話しやすい話題、避けたい話題、会話が自然に続く聞き方、沈黙したときの切り抜け方、オンラインお見合いのコツまで、順番にお伝えします。
- お見合いの会話でめざすゴールと、会う前にしておく準備
- 初対面でも話しやすい話題10個と、聞き方の例
- 会話が続く3つのコツと、初対面では避けたい話題
- 沈黙したときの切り抜け方と、オンラインお見合いの注意点
お見合いの会話でめざすのは「もう一度会いたい」
- 1時間で相手のすべてを知ろうとしない
- 確かめるのは「一緒にいて疲れないか」
- 気のきいた話より、聞く姿勢が印象に残る
お見合いは、1時間ほどの短い時間です。この時間で、結婚相手としてふさわしいかまで見きわめるのは、だれにとっても難しいこと。初対面でわかればよいのは、「一緒にいて疲れないか」「もう少し話してみたいか」の2つです。
ゴールをここに置くと、気持ちがぐっと楽になります。相手を楽しませる話術も、自分をよく見せる話も必要ありません。にこやかに相手の話を聞き、聞かれたことに正直に答える。それで十分です。
| よくある思いこみ | ほんとうのところ |
|---|---|
| 気のきいた話をしないといけない | 聞き上手のほうが、印象に残りやすい |
| 沈黙は失敗 | 数秒の間は、どんな会話にもある |
| 自分をよく見せないといけない | ふだんの自分で話すほうが、あとが続く |
| 条件を確かめないといけない | 条件の話は、2回目以降で間に合う |
お見合いは「面接」ではなく「顔合わせ」です。相手も同じように緊張しているので、肩の力を抜いていきましょうね。
会う前にしておく、4つの準備
- 相手のプロフィールを読み返す
- 聞きたいことを3つ、話したいことを3つ用意
- 最初のひとことを決めておく
会話の不安の大半は、準備で小さくできます。前の日までに、次の4つをすませておきましょう。
- 相手のプロフィールを読み返す。仕事、休日の過ごし方、趣味、出身地を頭に入れておく
- 聞きたいことを3つ決める。プロフィールに書いてある内容から選ぶと、相手が答えやすい
- 自分の話を3つ用意する。仕事、休日、最近あったこと。聞かれたらすぐ話せるようにしておく
- 最初のひとことを決める。「今日はありがとうございます。迷わず来られましたか」など
聞きたいことは、「はい」「いいえ」で終わらない形にしておくのがコツです。「旅行がお好きなんですね」より、「最近はどちらに行かれましたか」のほうが、話が広がります。
メモを持っていく必要はありませんが、スマホに書いておいて、会う直前に見返すと落ち着きます。
初対面でも話しやすい話題10個
- 答えに正解がなく、相手が自分のペースで話せる話題を選ぶ
- プロフィールに書いてあることから入る
- ひとつの話題を、少し深く聞く
迷ったら、次の10個から選んでみてください。どれも、相手が答えやすく、人柄が伝わりやすい話題です。
| 話題 | 聞き方の例 |
|---|---|
| 今日ここまでの道のり | 迷わず来られましたか。このあたりはよく来られますか |
| 休日の過ごし方 | お休みの日は、どんなふうに過ごすことが多いですか |
| 趣味・好きなこと | プロフィールにあった趣味は、いつごろから続けているんですか |
| 食べもの | 好きな食べものや、よく行くお店はありますか |
| 仕事 | お仕事はどんな内容ですか。忙しい時期はありますか |
| 出身地 | ご出身はどちらですか。地元のおすすめはありますか |
| 住んでいる街 | いまの街は住みやすいですか |
| 旅行 | 最近どこかに出かけましたか。行ってみたい場所はありますか |
| 最近うれしかったこと | 最近、ちょっとうれしかったことはありますか |
| 子どものころ | 小さいころは、どんな子どもでしたか |
全部を聞く必要はありません。3つほど話せば、1時間はあっという間に過ぎていきます。ひとつの話題について、「どんなところが好きなんですか」「きっかけは何だったんですか」と、もう一歩だけ深く聞いてみましょう。
プロフィールから話題を見つける方法
相手のプロフィールは、話題の宝庫です。趣味の欄に「カフェめぐり」とあれば、「お気に入りのお店はありますか」。自己紹介に「料理が好き」とあれば、「得意な料理は何ですか」。書いてあることを聞かれると、相手は「ちゃんと読んでくれたんだな」とうれしくなります。
会話が自然に続く3つのコツ
- 質問したら、自分のことも話す
- 相手の言葉をくり返してから聞く
- 共通点がなくても、教えてもらえばいい
1. 質問したら、自分のことも少し話す
質問ばかりが続くと、面接のような空気になってしまいます。相手が答えてくれたら、「いいですね。こちらは休日は家でのんびりすることが多いんです」と、自分のことを少し添えましょう。お互いの話す量が、半分ずつになるのが理想です。
2. 相手の言葉をくり返してから聞く
「最近キャンプを始めたんです」と言われたら、「キャンプを始めたんですね」と受けとめてから、「どのあたりに行くんですか」と聞きます。言葉をくり返すと、「聞いてもらえている」という安心感が生まれます。
3. 共通点がなくても、教えてもらえばいい
相手の趣味をまったく知らなくても、困ることはありません。「くわしくないので、教えてもらえますか」と聞けば、相手は気持ちよく話してくれます。無理に話を合わせるより、ずっと自然です。
| 会話が止まりやすい返し方 | 会話が続く返し方 |
|---|---|
| 「そうなんですね」で終わる | 「そうなんですね。どんなところが楽しいですか」と聞く |
| 「知りません」とだけ言う | 「はじめて聞きました。どんなものですか」と聞く |
| 自分の話に持っていく | 相手の話をひととおり聞いてから、自分の話をする |
| 否定から入る | 「なるほど」と受けとめてから、自分の考えを話す |
話題に困らない合言葉「木戸に立てかけし衣食住」
- 雑談の話題を9つにまとめた、昔からの合言葉
- 頭文字を覚えておくと、話題が浮かびやすい
- お見合いでは「旅・道楽・衣食住」が使いやすい
話題がどうしても浮かばないときに役立つのが、「木戸に立てかけし衣食住(きどにたてかけし いしょくじゅう)」という合言葉です。接客や営業の場面でも使われる、雑談の話題の頭文字をならべたものです。
| 頭文字 | 話題 | お見合いでの使い方 |
|---|---|---|
| き | 気候・季節 | 「急に涼しくなりましたね」と、出だしのひとことに |
| ど | 道楽(趣味) | 休日の過ごし方や、好きなことを聞く |
| に | ニュース | 明るい話題にしぼる。事件や政治の話は避ける |
| た | 旅 | 行った場所、行ってみたい場所を聞く |
| て | 天気 | 当日の天気から、会話のきっかけをつくる |
| か | 家族 | きょうだいの有無など、軽くふれる程度に |
| け | 健康 | 運動の習慣や、体を動かす趣味の話に |
| し | 仕事 | 仕事の内容や、やりがいを聞く |
| 衣食住 | 服・食べもの・住まい | 好きな食べものや、住んでいる街の話に |
9つすべてを使う必要はありません。初対面のお見合いで使いやすいのは、「旅」「道楽」「衣食住」の3つ。相手が楽しそうに話してくれる話題が見つかったら、そこを深く聞いていきましょう。
聞き上手に見える、あいづちの言葉
- 「そうなんですね」:まず受けとめる
- 「いいですね」:共感を伝える
- 「へえ、はじめて知りました」:興味を伝える
- 「それで、どうなったんですか」:話の先をうながす
- 「わかります」:同じ気持ちだと伝える
同じあいづちをくり返すと、聞き流しているように見えてしまいます。2つか3つを使い分けるだけで、「ちゃんと聞いてくれる人」という印象になります。
初対面では避けたい話題
- 答えにくい話、重い話、意見が分かれる話は避ける
- 条件の確認は、関係ができてから
- 聞かれて困ったら、やんわりかわしていい
知りたい気持ちはわかりますが、次の話題は、初対面では控えたほうが無難です。
| 避けたい話題 | 理由 |
|---|---|
| 過去の恋愛、婚活の状況 | 何人と会ったか、なぜ別れたかは、答えにくい |
| 年収や貯金のくわしい額 | プロフィール以上のことを初対面で聞くと、身がまえさせる |
| 結婚後の細かい条件 | 同居、子どもの人数、家事の分担は、関係ができてから |
| 仕事や家族の愚痴 | 聞く側が疲れ、後ろ向きな印象が残る |
| 政治、宗教 | 考えが分かれやすい |
| 相手の見た目や年齢への意見 | ほめるつもりでも、失礼に聞こえることがある |
相手から答えにくいことを聞かれたときは、「そのあたりは、もう少しお互いを知ってからお話しできたらうれしいです」と、やんわり伝えて大丈夫です。
よく聞かれる悩み
お見合いの会話について次のような悩みを抱える方が多く見られます。
- 緊張して頭が真っ白になり、何を話したか覚えていない
- 相手があまり話さない人で、ずっと自分が質問していた
- 会話は続いたのに、お断りされてしまった理由がわからない
- 何を話せば、相手に好印象を持ってもらえるのか知りたい
会話が盛り上がったかどうかと、次に進めるかどうかは、同じではありません。話がはずまなくても、「落ち着いて話せる人だった」と好印象を持たれることもあります。うまくいかなかった日も、自分を責めすぎないでくださいね。
沈黙してしまったときの切り抜け方
- 数秒の沈黙は気にしない
- 飲みものを一口飲んで、間をとる
- 目の前のものを話題にする
沈黙がこわいのは、相手も同じです。数秒の間があいても、あわてる必要はありません。飲みものを一口飲んで、ひと呼吸おきましょう。
- 目の前のものを話題にする。お店の雰囲気、飲みもの、窓の外の景色、今日の天気
- 少し前の話題に戻る。「さっきの旅行のお話ですが、ほかにはどこへ行かれましたか」
- 用意しておいた質問を出す
- 正直に言う。「緊張して、話したいことが飛んでしまいました」
4つめの「正直に言う」は、意外と効きます。緊張していると伝えると、相手も「こちらもです」と笑ってくれて、場がなごむことが多いのです。
沈黙のあいだ、にこやかにしているだけでも印象は変わります。無理に埋めようとせず、ゆったりかまえてみてくださいね。
オンラインお見合いで気をつけたいこと
- 表情とあいづちは、少し大きめに
- カメラは目の高さに
- 通信と背景は、前もって確かめる
自治体の婚活支援や結婚相談所では、オンラインでのお見合いを選べるところが増えています。東京都の「TOKYO縁結び」や愛知県の「あいマリ」でも、オンラインのお見合いに対応しています。画面ごしの会話には、対面と少し違うコツがあります。
- あいづちとうなずきは、ふだんより大きめにする。画面ごしだと、反応が伝わりにくい
- 相手が話し終わってから、ひと呼吸おいて話す。声が重なりやすいため
- カメラを目の高さに合わせ、顔が明るく写る場所に座る
- 背景に、散らかった部屋が写らないようにする
- 始まる前に、通信の状態と音声を確かめておく
オンラインは、移動がなく気軽に話せる反面、空気感がつかみにくい面もあります。「オンラインで話しやすかったら、次は会ってお茶をしませんか」と、早めに対面につなげるのがおすすめです。
別れぎわと、そのあとの流れ
- 少し話し足りないと感じるところで終える
- お礼を言葉にして伝える
- 返事は早めに
お見合いの時間は、結婚相談所や自治体の窓口に目安があります。長く話しすぎるより、「もう少し話したかったな」と思うくらいで終えるほうが、次につながります。
別れるときは、「今日はありがとうございました。お話しできて楽しかったです」と、お礼を言葉にしましょう。楽しかった気持ちは、言葉にしないと伝わりません。
もう一度会いたいと思ったら、決められた手順で、早めに返事をします。結婚相談所なら担当者に、自治体の支援ならマイページなどで伝える形です。迷うときは、「いやな感じがしなかったなら、もう一度会ってみる」を目安にしてみてください。
お見合いの会話についてよくある質問
- 人見知りでも、お見合いはうまくいく?
-
うまくいきます。話し上手である必要はありません。聞きたいことを3つ用意して、相手の話にうなずきながら聞くだけで、印象は十分によくなります。
- 相手があまり話してくれないときはどうする?
-
「はい・いいえ」で終わらない聞き方に変えてみましょう。それでも続かないときは、相手も緊張しているのかも、と考えて、自分の話を少し多めにしてみてください。
- 敬語はいつまで使う?
-
お見合いの場では、最後まで敬語で話すのが無難です。くだけた話し方に変えるのは、仮交際に進んで、お互いに慣れてからで十分です。
- お見合いの会計はどうすればいい?
-
結婚相談所や自治体の婚活支援では、決まりがあることが多いので、前もって確かめておきましょう。決まりがない場合は、その場で相談して決めます。
- 会話が盛り上がらなかったら、脈なし?
-
そうとは限りません。初対面はお互いに緊張しています。盛り上がらなくても、いやな感じがしなければ、もう一度会ってみる価値は十分にあります。
お見合いの会話についてまとめ
この記事のポイントをふり返ります。
- お見合いの会話のゴールは「もう一度会いたいか」を確かめること。話のうまさは必要ない
- 会う前に、聞きたいこと3つ・話したいこと3つ・最初のひとことを用意する
- 話題は、休日・趣味・食べもの・仕事・出身地など、答えやすいものから
- 質問したら自分のことも話す。相手の言葉をくり返してから聞く
- 過去の恋愛、年収、結婚後の細かい条件は、初対面では控える
- 沈黙したら、飲みものを一口。目の前のものを話題にするか、緊張していると正直に伝える
お見合いの会話は、回数を重ねるほど慣れていきます。最初からうまく話せる人はいません。
うまく話せなかった日は、「次はこの話題を聞いてみよう」とひとつ決めておくと、次のお見合いが少し楽しみになります。失敗ではなく、練習を1回重ねたと考えてみてください。
「相手のことを知りたい」という気持ちがあれば、言葉は少しくらいぎこちなくても伝わります。次のお見合いが、楽しい時間になりますように。
参考にした公式情報
制度の内容・料金は2026年10月7日に上記の公式ページで確認したものです。最新の情報は各公式ページでご確認ください。







