お見合いの日が決まると、まず悩むのが「何を着ていけばいいの?」ということ。クローゼットの前で、あれでもない、これでもないと迷ってしまいますよね。

手持ちの服で大丈夫でしょうか。わざわざ新しく買ったほうがいいのか、迷っています…。
「お見合いにスーツは必要?」「ワンピースを持っていないけれど、パンツでも平気?」「カフェでのお見合いは、どこまでカジュアルでいいの?」と悩む方は、決して少なくありません。
お見合いの服装に、細かい決まりはありません。基準は2つ。「清潔に見えること」と「会う場所に合っていること」です。高い服も、流行の服も必要ありません。手持ちの服でも、この2つを押さえれば十分に好印象になります。
この記事では、男女別の服装の選び方、場所や季節に合わせるコツ、避けたい服、当日の持ち物、待ち合わせから別れぎわまでのマナーを、順番にお伝えします。
- お見合いの服装で大切な2つの基準と、前日までのチェックリスト
- 男性・女性それぞれの服装の選び方と、避けたい服
- ホテルのラウンジ・カフェ・オンラインなど、場所別と季節別の服装
- 当日の持ち物と、待ち合わせから別れぎわまでのマナー
お見合いの服装で大切なのは、この2つ
- 清潔に見えること
- 会う場所に合っていること
- 迷ったら、少しきちんとした側に寄せる
初対面の相手は、服の値段やブランドを見ているわけではありません。見ているのは、「この場を大切に考えてくれているか」です。しわのないシャツ、手入れされた靴、整った髪。そうした小さなところから、ていねいな人柄が伝わります。
服装で迷ったときは、「少しきちんとしすぎたかな」と思うほうを選びましょう。カジュアルすぎて後悔することはあっても、きちんとしていて印象が悪くなることは、ほとんどありません。
前日までのチェックリスト
| 確かめるところ | ポイント |
|---|---|
| 服のしわ・毛玉・しみ | アイロンをかける。毛玉は取っておく |
| サイズ | 大きすぎ、小さすぎはだらしなく見える。鏡で全身を確かめる |
| 靴 | 汚れを落とす。かかとがすり減っていないか見る |
| 髪 | 寝ぐせを直す。伸びすぎていたら、前の週に切っておく |
| 爪・ひげ | 爪は短く清潔に。ひげはきれいにそるか、整える |
| におい | 香水や柔軟剤は控えめに。食事のにおいにも気をつける |
| かばん | 中身を整理する。くたびれたものは避ける |
服そのものより、こうした手入れのほうが印象を左右します。新しい服を買う前に、まずは手持ちの服を整えてみてください。
清潔感は、センスではなく準備でつくれます。前の日に全身を鏡で見ておくと、当日の朝あわてずにすみますよ。
男性のお見合いの服装
- ホテルのラウンジならスーツかジャケット
- 色は紺やグレーが無難
- シャツと靴の手入れが印象を決める



仕事用のスーツしか持っていません。そのままで行っても大丈夫ですか?
仕事用のスーツで問題ありません。大切なのは、状態がよいことです。着古して生地がてかっているもの、サイズが合わなくなったものは避けて、いちばんきれいな1着を選びましょう。
| アイテム | 選び方 |
|---|---|
| スーツ・ジャケット | 紺、グレーなど落ち着いた色。体に合ったサイズ |
| シャツ | 白か淡いブルー。えりとそで口が汚れていないもの。アイロンをかける |
| ネクタイ | あらたまった場所ではつけると安心。派手すぎない色と柄 |
| パンツ | ジャケットに合わせるなら、スラックスやきれいめのチノパン |
| 靴 | 革靴。前の日にみがいておく |
| ベルト・時計 | 靴と色をそろえる。目立ちすぎないもの |
男性が避けたい服装
- しわの目立つシャツ、首まわりがのびたTシャツ
- ダメージのあるジーンズ、短パン
- サンダル、汚れたスニーカー
- 大きなロゴや派手な柄の服
- サイズの合っていない、だぼっとしたスーツ
結婚相談所を利用している方は、スーツをすすめられることが多いでしょう。カフェでのお見合いで「スーツは堅すぎるかな」と感じる場合は、ジャケットにえりのあるシャツ、スラックスの組み合わせがちょうどよいバランスです。
女性のお見合いの服装
- ワンピースか、ブラウスとスカートが無難
- 顔まわりが明るく見える色を選ぶ
- パンツスタイルでも、きれいめなら大丈夫
女性は、ワンピースか、ブラウスとスカートの組み合わせを選ぶ方が多数派です。とはいえ、スカートでないといけない決まりはありません。きれいめのパンツスタイルで、自分らしく過ごせるほうがよい、という考え方もあります。
| アイテム | 選び方 |
|---|---|
| ワンピース | ひざが隠れる丈。座ったときに気にならないもの |
| トップス | 白、ベージュ、淡いブルーやピンクなど、顔色が明るく見える色 |
| ボトムス | スカートなら、ひざ丈からひざ下。パンツなら、きれいめの素材 |
| はおりもの | ジャケットやカーディガンがあると、きちんと見える |
| 靴 | 歩きやすい高さのパンプスなど。つま先やかかとが傷んでいないもの |
| かばん | 小さすぎず大きすぎないもの。ひざの上や横に置けるサイズ |
| アクセサリー・メイク | ひかえめに。ふだんより少しきちんとした程度 |
女性が避けたい服装
- 胸元や肩が大きく開いた服、丈の短すぎるスカート
- 全身が黒など、暗い色だけのコーディネート
- 大きな柄や、個性の強すぎるデザイン
- 歩きにくい高いヒール。歩きにくさは表情に出ます
- 強い香水、濃すぎるメイク、長すぎるネイル
黒は便利な色ですが、全身を黒でまとめると重たい印象になりがちです。黒を使うなら、トップスや小物に明るい色を足すと、やわらかく見えます。
場所と季節に合わせた服装
- ホテルのラウンジは、きちんとした服で
- カフェは、きれいめの普段着
- オンラインは、上半身と背景を整える
同じお見合いでも、会う場所によって、ちょうどよい服装は変わります。待ち合わせの場所が決まったら、お店の雰囲気を調べておくと安心です。
| 場所 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| ホテルのラウンジ | スーツか、ジャケットとスラックス | ワンピースか、ブラウスとスカート |
| カフェ | ジャケットとえりつきのシャツ | ブラウスやニットに、スカートかきれいめのパンツ |
| レストランでの食事 | ジャケットがあると安心 | そでが汚れにくい服。白一色は食べこぼしに注意 |
| オンライン | えりのあるシャツ。上半身はふだんのお見合いと同じ | 顔が明るく写る、白っぽいトップス |
季節ごとの注意点
| 季節 | 気をつけること |
|---|---|
| 春・秋 | 気温の差が大きい。脱ぎ着しやすいはおりものを用意する |
| 夏 | 汗が目立ちにくい色と素材を選ぶ。早めに着いて、汗をふいてから会う |
| 冬 | コートはお店に入る前に脱ぐ。中に着る服をきちんと選ぶ |
| 雨の日 | ぬれても目立ちにくい色。タオルと替えの靴下があると安心 |
夏の暑い日でも、男性はジャケットを手に持っていき、お店に入る前にはおると、きちんとした印象になります。ノーネクタイでよいかどうかは、結婚相談所の決まりを確かめておきましょう。
オンラインお見合いの服装
自治体の婚活支援や結婚相談所では、オンラインのお見合いを選べるところが増えています。東京都の「TOKYO縁結び」や愛知県の「あいマリ」も、オンラインのお見合いに対応しています。
- 上半身は、対面のお見合いと同じ服を着る
- 顔が明るく写るよう、白や淡い色の服を選び、照明や窓の光を正面から当てる
- 背景に、洗濯ものや散らかった部屋が写らないようにする
- カメラは目の高さに。下から写すと、表情が暗く見える
- 立ち上がる場面にそなえて、下もきちんとした服を着ておく
服の色で変わる、第一印象
- 顔の近くに明るい色を置く
- 使う色は3色までにおさえる
- 迷ったら、白・紺・ベージュ
同じ形の服でも、色が変わると印象は大きく変わります。お見合いでは、やさしく誠実に見える色を選ぶのが基本です。全身に使う色を3色までにおさえると、まとまりのある落ち着いた装いになります。
| 色 | 与える印象 | 取り入れ方 |
|---|---|---|
| 白 | 清潔、明るい、さわやか | シャツやブラウスに。顔色が明るく見える |
| 紺 | 誠実、知的、落ち着き | スーツ、ジャケット、ワンピースに |
| ベージュ | やさしい、親しみやすい | ニットやスカート、パンツに |
| 淡いブルー | さわやか、ていねい | シャツやブラウスに |
| 淡いピンク | やわらかい、あたたかい | ブラウスやカーディガンに |
| グレー | 上品、ひかえめ | スーツやジャケットに。暗くなりすぎないよう白と合わせる |
| 黒 | 引きしまる、重たく見えることも | 小物やボトムスに。全身には使わない |
赤や原色など、目を引く強い色は、小物でさし色にする程度がちょうどよいでしょう。写真のプロフィールと印象が大きく変わらないことも、相手を安心させるポイントです。
年代別のワンポイント
- 20代は、背伸びしすぎない清潔感
- 30代は、きちんと感と親しみやすさのバランス
- 40代以降は、素材とサイズで上品に
| 年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20代 | 体に合ったジャケットで、きちんと感を足す | 明るい色のワンピースやブラウスで、さわやかに |
| 30代 | 紺やグレーのスーツやジャケット。シャツの手入れをていねいに | きれいめのワンピースやセットアップ。落ち着いた明るい色を |
| 40代以降 | 素材のよいジャケット。おなかまわりのサイズを確かめる | 体の線を拾いすぎない、上質な素材の服。首もとを明るく |
年齢を重ねるほど、流行よりも「サイズが合っているか」「素材がくたびれていないか」が印象を左右します。何年も前に買った服は、いまの体型に合っているか、鏡の前で確かめてみてください。
食事をともなうお見合いで気をつけたいこと
- 食べやすいものを選ぶ
- 相手のペースに合わせる
- 食べ方は、ていねいに
ランチや食事をしながらのお見合いでは、服装に加えて、食べ方も印象に残ります。むずかしい作法より、相手を気づかう気持ちが大切です。
- 汁がはねやすいもの、手づかみで食べるもの、においの強いものは避ける
- 相手より先に食べ終わらないよう、ペースを合わせる
- 口にものを入れたまま話さない
- ひじをつかない。背すじをのばして座る
- お酒は、相手に合わせてひかえめに
- 食べ終わったら、お皿の上を軽く整える
白いシャツやブラウスの日は、ソースがはねにくい料理を選ぶと安心です。万が一こぼしてしまっても、あわてずに「失礼しました」と笑顔で対処すれば、かえって好印象になることもあります。
当日の持ち物
- 身だしなみを直すもの
- 現金
- 待ち合わせ場所と連絡先がわかるもの
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| ハンカチ・ティッシュ | 汗をふく、手をふく。きれいなものを用意する |
| 現金 | カードが使えないお店もある |
| 手鏡・くし | 会う前に、髪と表情を確かめる |
| 口臭ケアのタブレット | 食事のあとに会う場合に安心 |
| 待ち合わせ場所と相手の名前のメモ | スマホの電池が切れたときのため |
| 相談所や窓口の連絡先 | 遅れそうなときに、すぐ連絡できる |
| 折りたたみ傘 | ぬれたまま会うのを避ける |
待ち合わせから別れぎわまでのマナー
- 10分前には着いておく
- あいさつは自分から
- スマホはかばんにしまう
服装が整ったら、あとはふるまいです。難しい作法はありません。次の流れを頭に入れておけば、落ち着いて過ごせます。
- 待ち合わせの10分ほど前に着く。お手洗いで身だしなみを確かめておく
- 遅れそうなときは、わかった時点ですぐ連絡する。連絡先を交換していない場合は、相談所や窓口を通じて伝える
- 相手を見つけたら、自分から声をかける。「はじめまして。〇〇です。今日はよろしくお願いします」
- 席では、スマホをかばんにしまう。机の上に置かない
- 注文は、相手のペースに合わせる。店員さんにもていねいに接する
- 別れるときは、「今日はありがとうございました」とお礼を伝える
意外と見られているのが、店員さんへの態度です。相手にはていねいでも、店員さんにぞんざいな人は、信頼されにくくなります。
会計や、連絡先を交換するタイミングは、利用しているサービスに決まりがあることが多いので、前もって確かめておきましょう。
よく聞かれる悩み
お見合いの服装について次のような悩みを抱える方が多く見られます。
- 相手がとてもラフな服で来て、がっかりしてしまった
- スーツで行ったら、相手は普段着で、自分だけ浮いてしまった
- 何を着ても似合わない気がして、自信が持てない
- 毎回同じ服でお見合いに行ってもよいのか知りたい
「きちんとした服で来てくれる人のほうが、誠実に見える」と感じる方は少なくありません。自分だけきちんとしていて浮いたとしても、印象が悪くなることはありません。お見合い用の服は、違う相手と会うのであれば、毎回同じでも問題ありません。
「何を着ても似合わない」と感じるときは、店員さんやご家族、相談所の担当者に見てもらうのがおすすめです。自分で選ぶより、似合う1着が見つかりやすいですよ。
お見合いの服装についてよくある質問
- スーツを持っていない場合はどうする?
-
あらたまった場所でなければ、ジャケットと、えりのあるシャツ、スラックスの組み合わせで十分です。結婚相談所を利用している方は、担当者に相談してみてください。
- 2回目以降も、きちんとした服がいい?
-
2回目以降は、行く場所に合わせて少しカジュアルにして構いません。清潔感という基準は同じです。
- 手土産は必要?
-
初対面のお見合いでは、ふつう必要ありません。相手に気をつかわせてしまうこともあります。
- めがねはコンタクトにしたほうがいい?
-
どちらでも構いません。ふだんの自分に近いほうが、会ったあとの印象とずれません。めがねの場合は、レンズをきれいにふいておきましょう。
- お見合い用に服を買うなら、何を買えばいい?
-
男性は、体に合った紺かグレーのジャケット。女性は、明るい色のワンピースか、きれいめのブラウス。この1着があれば、お見合いにも、2回目からのデートにも使えます。
お見合いの服装とマナーについてまとめ
この記事のポイントをふり返ります。
- 服装の基準は「清潔に見えること」と「会う場所に合っていること」
- 迷ったら、少しきちんとした側に寄せる。きちんとしていて印象が悪くなることはない
- 男性はスーツかジャケット、女性はワンピースやブラウス。明るい色を顔まわりに
- ホテルのラウンジ、カフェ、オンラインで、ちょうどよい服装は変わる
- 当日は10分前に着き、あいさつは自分から。スマホはしまい、お礼を言葉にする
- 服そのものより、しわ・靴・髪・爪などの手入れが印象を決める
お見合いの服装は、相手への「今日を楽しみにしていました」というメッセージです。高い服でなくても、ていねいに整えた服なら、その気持ちはきちんと伝わります。
前の日に服を決めてハンガーにかけておくと、当日の朝は気持ちにゆとりが生まれます。ゆとりは表情に出て、相手にも伝わります。
準備ができたら、あとは笑顔で会いにいくだけ。すてきな出会いになりますように。
参考にした公式情報
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